fc2ブログ



Prev  «  [ 2024/03 ]   1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31  » Next
プロフィール

kae

Author:kae
2010年、東京から和歌山那智勝浦町にやってきました。
食事と睡眠をたっぷりとることが
人生のモットーです。
音楽、本、美術など芸術全般と、
サイクリング、散歩、ピクニックなど
静かなアウトドアが好きです。

最新記事
カテゴリ
FC2カウンター
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ

ミュゼ浜口陽三~南桂子展

東京では、ずっと行ってみたかったミュゼ浜口陽三に行ってきました。

浜口陽三は版画家で、ヤマサ醤油10代目の三男。
ミュゼ浜口陽三は、そのヤマサ醤油が開設している小さな美術館です。

ちょうど、夫人で銅版画家の南桂子の生誕100年記念展が開催されていることもあり、
念願だったこの美術館に行ってきました。

とても素敵でした。
それはそれは繊細な点と線で作られるその世界は、少女やお城、鳥、植物、
子犬などのモチーフで、一見おとぎ話の世界のようでもありますが、
ひどくさびしそうな少女の表情、それでいてどこかユーモラスな雰囲気、
細かい点で表現された鳥や不思議な植物など、胸に迫るものがあったり、
くすりと笑ってしまったり、もろに好みの世界にぐっときてしまいました。

何で知ったか忘れてしまいましたが、私はこの版画家が好きで画集も1冊持っています。
でも、線の細やかさや、作品の世界が含んでいる憂いみたいなものを
今回、この展示を見て初めて感じ取ることができました。
やはり画集ではわからない部分が多いですね。
行ってよかったです♪

また、一部は、「詩画集を空間にした展覧会」というコンセプトの展示となっており
南桂子の作品と谷川俊太郎さんなど3人の詩人の詩作品が組み合わされていて、
とてもおもしろかったです。
南桂子の「海辺」という作品に付けられた、
蜂飼耳(はちかいみみ)さんの「はじめての海」という詩が大変気に入りました。
minamikeiko2.jpgminamikeiko3.jpg

詩と版画、大好きなものをたっぷり堪能しました。

東京のミュゼ浜口陽三では3/21まで、ほか巡回展となるようなので、
機会があったらぜひ見てみてください!

スポンサーサイト



C

omment


T

rackback

この記事のトラックバックURL

http://gamagamako.blog27.fc2.com/tb.php/65-8c01e21b


リンク